AWS上でのWordPress落とし穴

前回WordPressのインストールをした後の気づきです。

WordPressの表示がおかしい

AWS上のEC2インスタンスにテスト環境を作ったのですが、しばらく使わないだろうという理由で一旦シャットダウンしていました。
その後、ちょっと確認したい事があったのでEC2を起動してWordPressにアクセスしたのですが、表示が壊れている状態となっていました。

  • IP直打ちでインストールした際の注意点

調べてみるとよくある現象のようですが、インストール時にパブリックIP直打ちでインストールした場合、WordPressのサイトアドレスに「http:(IPアドレス)」と設定されてしまい、EC2のシャットダウン、起動によりサーバのIPアドレスが変わってしまうため、諸々設定が読み込めず、サイトの表示が壊れてしまうようです。

ぱっと思い浮かんだ対処としては、以下2点。
1. インストール後、EC2を落とさずにWordPressの設定からサイトアドレスを変更
 [設定]-[一般]-[サイトアドレス(URL)]を変更
2.ドメイン設定してからインストール(今回はRoute53を使用)

WordPressの管理画面から「更新」などができない

AWS上だけに限った話ではないですが、インストールディレクトリの所有者をroot等にしている場合、更新する際にFTPの情報を求められると思います。今回の環境ではwebサーバはapacheを使っているので、インストールディレクトリ(/var/www/wordpress)の所有者をapacheにしてあげることで回避可能。

chown -R apache:apache /var/www/wordpress